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グリーン党、広島原爆記念日を前に核反対を訴える

 【シドニー2日AAP】広島に原爆が投下されてから来週で63周年を迎えるのを前に、2日にシドニーで広島の日記念集会が行われた。集会に出席したグリーン党は、オーストラリアが核兵器保有国にウランを輸出することに反対の姿勢を示している。

 グリーン党のジョン・ケイ議員は「オーストラリアは少なくとも3つの核兵器保有国にウランを輸出しており、人類に危害を加える可能性のある武器開発の一助となっている。核大国ロシアとアメリカの間に続く緊張や、朝鮮やパキスタン、イランなどに核兵器が広がったことで、世界では核の脅威が再燃している。オーストラリアは世界最大のウラン資源保有国であるため、核の抑制を先導する責任がある」とコメントしている。

 第2次世界大戦中の1945年8月6日に「リトルボーイ」と名づけられた原子爆弾が広島に投下され、およそ14万人が命を失った。そのわずか3日後には「ファットマン」と名づけられた原子爆弾が長崎に投下され、およそ8万人が命を失っている。

 2日には、シドニーで核兵器廃絶を訴える一団が集結し、街を行進をした。

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