【シドニー3日AAP】2日に運行中のカンタス航空機でまたしてもトラブルが発生し、緊急着陸するという事故があった。これを受け、カンタス航空の客室乗務員らが幹部との話し合いを求めている。
今回トラブルがあったのは、シドニー発マニラ行き767型ジェット機で、離陸時に油圧油が機体から漏れ出した。このため、同機は上空から海に燃料を廃棄し、シドニー空港に迂回して緊急着陸を行った。
カンタス航空機が運行中に緊急事態に見舞われるのは、この8日間でこれで3度目となる。客室乗務員協会のスティーブン・リード代表は、これは憂慮すべきことであり、客室乗務員らはカンタス航空に対して説明を求めていると述べている。
カンタス航空では経費削減や一部整備作業の海外移転を行っているため、エンジニアらは安全性が損なわれるとして議論が続いている。この事態が一連のトラブルの一端にあるのではないかと心配されている。