【シドニー3日AAP】休暇中に訪れていたギリシャ島で殺害された豪人観光客のドウジョン・ザミットさん(20)を追悼するイベントが3日夜、シドニーの公園で行われ、大勢の人々が集まった。
アテネの病院で入院していたザミットさんは1日、ザミットさんの父親によって生命維持装置が外された後に死亡が確認された。
ミコノスのパラダイス・ビーチにあるトロピカーナ・クラブの外でナイトクラブの警備員(25)はザミットさんを警棒で殴り、死亡させたとして現在勾留されている。警備員はザミットさんを殺害するつもりはなかったと主張。勾留中の警備員に加え、その友人5人が事件に関与したとみられている。うち3人は共犯罪と傷害容疑で起訴されたが、すでに保釈された。
ザミットさんの親友、ダニエル・シャムーンさんは遺族と友人を代表し、ソーシャル・ネットワーク・ウェブサイトのフェイスブックを通して今回のイベントを開催した。会場に設置された大型スクリーンには、元気に笑うザミットさんの姿が映し出され、集まった大勢の人々の涙を誘った。人々は近くの湖でキャンドルを浮かべ、ザミットさんに別れを告げた。