【シドニー4日AAP】金利の値上げなどの生活費の高騰から、お金のかかる私立学校よりも公立学校への人気が高まっている。
ザ・デイリー・テレグラフ紙は、2003年度の入学数と比較すると、評判が高く、生徒の成績が良い公立学校への入学者数が増加していることが分かると報じた。過去5年で幼稚園の入学者数に最も大幅な増加がみられたのはシドニー南西部のダルメニー公立学校では2003年から2008年で生徒数が69人も増えた。また、シドニーの同じエリアにあるカンリー・ベール高校では同時期で7年生の生徒数において最も大幅な増加がみられた。
地域によっては入学者数を2倍にした公立学校もあると同紙は伝えている。多くの公立学校でスポーツ、芸術、音楽、ダンスなどの特別科目に専念できることが公立学校への流れを生んだ要因かもしれない。