【キャンベラ5日AAP】豪州準備銀行(RBA)は5日、役員会議を行い、今月も公定歩合を据え置き7.25%のままでいくことを決定した。
RBAはインフレ対策として、昨年8月から今年3月までの間に4回、2002年5月からみると実に12回の公定歩合引き上げを行ってきた。今年4月以降は据え置き状態が続き、これで5カ月間、利率は変更されていない。
最近のデータによると、国内の小売消費および景況感に急激な衰退傾向がみられており、経済専門家は、国内の急激な経済減速を受け、今年末までに公定歩合引き上げがあるものと予測している。
利率の引き下げは2001年12月以降行われていない。