【キャンベラ17日AAP】ハリウッドのレズビアンカップル、エレン・ディジェネレスとオーストラリア出身の女優、ポーシャ・デ・ロッシが米国カリフォルニア州で結婚した。これを受け、同性結婚を法的に認めない豪連邦政府の立場に対し批判が高まっている。
「オーストラリア結婚の平等」のピーター・ファーネス議長は「豪政府が彼らの結婚を法律上認めないことは残念」とした。同性愛者間の関係はTAS州とACTでは認められているが、連邦政府はこの制度に対し反対の意を示している。2004年に修正された結婚法には、オーストラリアの結婚は男性と女性の間にのみ承認され、他国で実施された挙式によって成立した同性結婚はオーストラリアでは認められないと明記されている。
ファーネス議長は「ディジェネレスとデ・ロッシの2人は、オーストラリアのデ・ロッシの家族を訪れるたびに、法的権利、保護、立場を喪失することになる。彼らの厳粛な誓いがこのような形で汚されるのは遺憾」と語った。
独自に行われた投票によると、豪国民の約60%が同性結婚を支持すると回答した。