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刑務所職員へ高額の超過勤務手当 「不正を放置」野党が批判

 【シドニー18日AAP】NSW州野党党首のバリー・オファレル氏は、同州政府は刑務所職員が何十年もの間、高額の超過勤務手当を支給されていたことを認識しながら、対策を講じなかったと批判した。

 予算の2倍以上の年間4300万ドルが刑務所職員の超過勤務手当に充てられていたことを受け、NSW州政府は州内の刑務所制度を改革することを発表した。

 オファレル氏は「我々がすべきことは不正が最初に発覚した際に断固たる処置をとること。これらの問題が最初に発覚したのは4、5年前。州政府は当初、問題に対し何らかの処置をとることを約束していた」と語った。

 ハチスタゴス法相は18日、NSW州の刑務所制度では長期にわたり超過勤務手当の支給が行われていたことを認めた。

 ニュース・リミテッド社の報告で、ある刑務所職員は通常の年間収入5万7000ドルに加えて、年間9万ドルの超過勤務手当を受け取っていたことが分かった。

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