【シドニー25日AAP】セブン・ネットワークは、過去2年でウエスタン・シドニーの公立病院で発生した医療ミスが原因で死亡に至った件数が61件にもおよぶと報じた。
過去2年の医療ミスに関する調査の結果、外科器具が患者の体内に残されていたケースが3件あったことが分かった。同調査によると、「手術を行う患者を間違えた」、あるいは「治療する部位を間違えた」が19件、また診断ミス後に患者が死亡したケースが5件だった。さらに、容態の悪化に気付かなかったことが原因で患者11人が死亡した。
レバ・ミーガーNSW州保健相は調査の結果についてのコメントを控えた。
昨年9月にシドニーのロイヤル・ノース・ショア病院のトイレで女性が流産をして以来、NSW州の病院は頻繁に調査を受けている。