【シドニー2日AAP】スピード違反もしくは赤信号無視用のカメラによって撮影された写真をインターネットで確認することができるシステムが2日、NSW州で導入された。
このシステムでは、違反切符を受け取ったドライバーは、NSW州債権返済事務局のウェブサイト(www.sdro.gov.au)にアクセスしてリンクをたどっていくと、カメラが捕らえた違反時の自分たちの車両の写真を見ることができる。
エリック・ルーゼンダールNSW州道路大臣は、「写真を見ることで、車両の持ち主が違反時に実際に運転していた人を指定した場合の手助けになるであろう。違反切符が間違いなく違反者に渡るようになる」と述べた。また、NSW州事務弁護士会のヒュー・マッケン会長も、「違反切符を受け取った場合に証拠を求める権利があるが、今回のシステムはこの手続きを迅速に、また違反者指定を明確にできるものである」と述べ、新システム導入に歓迎の意を表した。
インターネットへのアクセスがない人は、写真のコピーを従来の方法で請求することができる。