【シドニー30日AAP】 8月1日から、末期の腎臓がんや肺がん患者向けのがん免疫療法薬「オプジーボ」が、医薬品給付システム(PBS)に加えられることになった。国内で毎年、腎臓がんおよび肺がんで最大8800人が死亡している。
変更により、オプジーボの1回の治療費はおよそ5000ドルから38ドル80セントに引き下げられ、割引のコンセッションカード保持者の負担はわずか6ドル30セントになる。ニューズ・コープ社が伝えた。
オプジーボは、AFLのジャリド・ラフヘッド選手などの命を救ったとして高い評価を得ている。以前は治療費が最大13万ドルと富裕層のみの薬とされてきたが、今後はすべての患者が利用できるようになる。