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QLD州政府、幼稚園の増設を目指す 早期教育を促進

 【ブリスベン8日AAP】QLD州政府は1万2000人の子供に早期教育を提供するため、2014年までに新たに幼稚園を240カ所設立する方針を示した。

 アナ・ブライQLD州首相は8日、将来に向けての計画のイニシアチブとして今回の計画を発表。この計画には3億ドルが拠出され、新しい幼稚園が州立・私立小学校の近隣に設立される予定。

 QLD州では未就学児童の早期教育機関への登録がわずか29%で、他州の96%と比較するとその差は著しい。ブライ氏は「重要なことは今回の投資によって早期教育におけるQLD州と他州との差を縮めること。この分野において同州は長い間、他州に遅れをとってきた」と語った。

 QLD州の小学校1年生はプレップと呼ばれ、他州では幼稚園児に相当する。この制度は2007年に導入された。同州では今年、対象の子供の97%がプレップに入学。一方、未就学児童5万3000人のうち、1万2000人が早期教育を受けていない。また、2万9000人の児童がデイケア・センターに登録しているが、デイケア・センターの10%が早期教育のプログラムを提供していない。

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