【キャンベラ15日AAP】センターリンクの職員の80%以上が職場で客から脅迫を受けていることが分かった。
15日に発表された調査によると、ある職員はチェーンソーで職員を切り刻むという脅迫を受け、別の職員はロープで首を吊る職員を描いたアニメーションを受け取った。
コミュニティー・公共事業部門組合(CPSU)は、この報告により、待ち時間が長いなど、客が脅迫行為におよぶ原因に取り組むために政府はセンターリンクと協力して対応する必要性が明確になったとした。
CPSUによると、オーストラリア人の約3人に1人がセンターリンクのサービスを受けており、1000箇所以上あるセンターリンクの職員数は2万7000人で、その大多数が女性だという。
職員330人を対象に実施した今回の調査で、81%が客から脅迫を受け、32%が死の脅迫を受けたことがあると回答した。また29%が職場で客から身体的な暴行を受けたと答えた。暴行行為には「客がデスクの上に飛び乗り、職員に暴力を加える」、「机の上にある物を散らかす」、「椅子、コンピューター、ゴミ箱、電話機、ペン、紙、雑誌などを職員に投げつける」などが挙げられた。