【シドニー1日AAP】 国内の5~9歳の子ども900人を対象に行った調査の結果、子どもは無料のおもちゃがついてくるファストフードを選ぶ傾向にあることがわかった。専門家らは、不健康な食事とおもちゃなど景品のリンクを断ち切るよう、政府に呼びかけている。
調査を行ったVIC州がん協会のヘレン・ディクソン博士は、「子どもにとっておもちゃ付きの外食は魅力的」と話し、「ファストフード店がしばしば使う強いマーケティングツールは、子どもの健康にいい食べ物促進に使われるべき」と指摘。子どもが日常的に摂取するエネルギーのうち、不健康な食事は平均で最大41%を占めるという。
米国カリフォルニア州の一部は、一定の栄養基準を満たさない子どもの食事におもちゃをつけることをレストランに禁止した。肥満対策連合(OPC)のジェーン・マーティン責任者は、オーストラリアも米国の動きに従うべきだとして、「国内の子ども4人に1人が過体重または肥満の現在、不健康な食べ物におもちゃや子どもの気を引くおまけをつけるのを政府は禁止するべき」と語った。