【キャンベラ１６日ＡＡＰ】１６日に行われた自由党の党首選挙の結果、マルコム･ターンブル氏（５４）が４５票対４１票という僅差でブレンダン･ネルソン前党首を抑え、自由党の新党首に選ばれた。

　元外国為替引受業者で大富豪としても知られるターンブル氏は、比較的貧しい育ちからでも人生において成功を収めることができたと述べ、どの国民も皆自分のように成功することができるような社会を作ることを宣誓した。

　ターンブル氏は次のように述べた。「国民の中には、好景気においても苦しい生活を送っている人々がいることを分かっている。我々自由党は国民に機会を与える党である。我々は、国民が最善を尽くせるよう、選択の自由を行使できるようにすることが政府の役目だと信じている。これが労働党との大きな違いだ」。