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フィンランドで乱射殺人 豪でも銃規制強化が求められる

 【キャンベラ24日AAP】フィンランドの職業訓練学校で、同校の男子生徒が銃で10人を殺害し、一部の遺体に火を放つという事件があった。これを受けて、オーストラリア国内での拳銃に関する規制強化が求められている。

 マッティ・ユハニ・サーリ容疑者は、犯行後に自身の頭部を撃ち自殺した。サーリ容疑者は事件の前日、インターネット上に投稿した暴力的な内容をめぐり警察から尋問を受けていた。

 緑の党のボブ・ブラウン党首は24日レポーターに対し、オーストラリア国内に存在する30万丁の拳銃について、「機関銃も含め、国内でそんなに多数の拳銃は必要ない」と述べた。ブラウン党首は連邦政府に対し、所有者から拳銃を回収することも視野に入れ、拳銃に関する法律の見直しを要求している。

 また無所属のニック・ゼノフォン議員も、拳銃規制の強化を求めることに関してコメントはなかったものの、「銃規制を継続的に監視することは重要であり、治安の確保は最大の課題である」として、銃規制の見直し要求を後押しする意向を示した。

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