【メルボルン26日AAP】メルボルンで25日夜、鶏4000羽を載せたセミトレーラーが横転し、うち1000羽が死亡する事故があった。この事故を受けて、動物愛護団体が、動物輸送を改善するための法律制定を求めている。
事故があったのは、マウント・バーネット地区パケンハム・ロードで、鶏4000羽を載せたセミトレーラーが横転した。この事故で複数の枠箱が壊れて、中にいた鶏がトラックの外へ放り出された。死亡した鶏は積み込み機で回収され、生き残った鶏は別のトラックで輸送されている。
動物保護団体連合「ハンドル・ウィズ・ケア」は、連邦政府の法律を補完するためにも、州および準州政府が動物輸送に関する法案を可決することを求めている。「ハンドル・ウィズ・ケア」のスポークスマン、ヒュー・ワース氏は「動物を輸送する場合、移動距離や移動時間をできるだけ短くするべき」とコメントしている。
この3日間で、輸送中の動物が巻き込まれた事故は2度目で、NSW州南部で発生した事故では羊400匹が死亡している。