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ワニにさらわれたとみられる男性の家族 「奇跡を願う」

 【ブリスベン1日AAP】ケアンズ北部クックタウン近くにあるエンデバー川エスケープ・キャンプ場に妻と一緒にキャンプに来ていたアーサー・ブッカーさん(62)が、カニ取り網を見に行ったきり行方がわからなくなっているが、現場にワニの足跡が残されていたことから、ワニにさらわれたものとみられている。

 ブッカーさんの妻のドリスさんは現在、病院で鎮静剤を継続的に服用しており、精神的ショックが大きいことからメディアに対し話ができる状態ではないが、ブッカーさんの義兄弟のマイク・ワトソンさんはレポーターに対し、家族は今もブッカーさんが元気な姿で戻ってくるよう奇跡が起こることを願っていると話した。

 現在までに発見されているブッカーさんの所持品はサンダル、腕時計、川岸に残されていたカメラなど。警察は、2日も引き続きブッカーさんの捜索を行う。

 エンデバー川エスケープ・キャンプ場のテリー・レイヤー氏は30日夜、チャーリーという名前の全長6メートルのワニがブッカーさんをさらっていったものとみているとしたが、QLD州公園と野生動物サービスのジェームス・ニューマン地域部長は1日、ABCラジオ局に対し、他にも2頭の大型ワニが現場周辺で確認されており、捜索隊員たちも注意を払いながら作業を行っているとした。

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