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児童ヌード写真家 小学校の校庭で被写体を物色

 【シドニー4日AAP】12歳の少女の裸体の作品などで物議を醸した写真家ビル・ヘンソン氏が、メルボルンの小学校校長の許可を得て校内に入り、被写体に向いた子供を物色していたことが明らかになった。ケビン・ラッド首相はこの報道について、事実だとしたら嫌悪感を覚えるとコメントしている。

 ジャーナリストのデビッド・マー氏の著書の中で、ヘンソン氏はメルボルンの小学校の校庭に入って、作品の被写体に適した子供を昼休み中に物色しており、これは校長の同意を得たうえだったと述べている。ラッド首相は「もしこれが事実だとしたら、私は嫌悪感を覚える。子供たちの両親らは不快に感じ、ゾッとすることと思う」と述べている。

 今年5月には、シドニーのギャラリーでヘンソン氏の展覧会が開催される予定だったが、12歳の少女の裸体写真などが含まれていたために、強制的に閉鎖されている。当時、警察は告訴も検討していたが、結局、告訴は行われなかった。

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