政治

同性婚問題 与党が国民投票日を決定

【キャンベラ8日AAP】   議論の的となっている同性婚合法化について8日、与党の自由党と国民党は計画を承認した。11月25日に予定される国民投票実施の法案が上院で再び否決されれば、オーストラリア統計局(ABS)による郵便投票が行われる。

費用は郵便投票が1億2200万ドル、国民投票は1億7000万ドルと見積もられる。郵便投票が行われることになれば、9月12日から投票用紙が配られ、結果は11月15日に発表される。同性婚合法化の是非について、公的資金を使用した投票キャンペーンは行われない。

ターンブル連邦首相は8日、「強いリーダーは約束を守り、弱いリーダーは破る。私は強いリーダーだ」と述べ、2016年の連邦選挙で公約した国民投票を行う姿勢を保った。一方で野党労働党は、「税金を無駄にせず、議会内で決定するべき」との見解を示している。

自ら作成した私法案によって同性婚論議を再燃させた、WA州のディーン・スミス自由党上院議員は、「国民投票は費用が莫大で不和を生じさせる」と述べたうえで、明瞭な道筋ができたと歓迎した。

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