【キャンベラ7日AAP】豪州準備銀行(RBA)は公定歩合を7%から6%に引き下げることを決定。これを受けて、国内4大銀行(ウエストパック、CBA、ANZ、NAB)も住宅ローンの標準変動利率を0.8%下げた。
1%という大幅引き下げは、1度に行われる利下げとしては過去16年以上において最高の下げ率。また、大方の経済専門家が予想していた下げ率を2倍上回った。
RBAのグレン・スティーブンス総裁は声明の中で、今回異例の大幅利下げに踏み切った理由として、最近の世界的成長に関する暗い見通しや困難な市場状況により経済的見解が顕著に変わったためとし、住宅ローン返済者にかかるコストを大きく削減するためには適切な処置であるとした。
住宅ローン金利が0.8%下がると、30万ドルを借りている平均的なローン契約者たちの返済額が毎月160ドル減ることになる。