【シドニー8日AAP】ネイサン・リースNSW州首相は8日、同州の鉄道公社レールコープを解体し、政府の直轄に戻すことを発表した。
これに対してバリー・オーファレル野党党首は、レールコープの上層部は経営判断を誤ってきたことを認めた上で、同社の運営は、組合の要求を受け入れるよう圧力をかけた州政府のもとで行われていたとした。
「リース首相は、労働党が13年にわたって行ってきた鉄道システムの運営ミスに関する責任転換をしたいだけ。運転手が変わったところで鉄道利用者たちがより良いサービスを受けられるわけじゃないし、州政府が政治的管理力で鉄道サービスを管理してもよい結果が生まれるというわけではない」とオーファレル氏。
レールコープの上層部を解雇するための新法案は今月末、国会が再開された時に提出される。