【シドニー8日AAP】 自動車保険およびサービス会社のNRMAによると、オーストラリアでは2035年までに、ネットフリックスのように定期購入して利用が可能となる、自動運転車100万台が道路を走行することになると予想している。
NRMAが行った調査では、近い将来、個人が所有する自動車の台数は大幅に減少し、その代わりに定期購入による自動車リースの利用が増加するという。このようなシステムの恩恵を受けるのは、主に若者、高齢者、身障者などで、2020年半ばまでにこれらの人に自動運転車の利用が許可される可能性があるという。
NRMAのローデス会長は、オーストラリアはまだ自動運転車を走行させる準備が整っていないと指摘する一方、「整備を急ぐべき」と述べ、連邦政府に対し、一刻も早く自動運転車を導入するための試験事業を開始すべきだとしている。