政治

年金受給者、生活費高騰で財政状況が悪化

 【キャンベラ13日AAP】ナショナル・シニア・オーストラリアは年金受給者や生活保護受給者500人以上に生活費の高騰について調査を実施した。

 調査の結果、単身の年金受給者の2週間の生活費は560ドルで、特に家計のやりくりが非常に厳しいと感じていることが分かった。また、約45%が生活必需品を購入するための十分な収入がないと回答。80%が収入の中から貯蓄することが非常に難しいと回答した。

 単身女性の年金受給者の約半数は、節約のために昨年医者や歯医者に行くことを先延ばしにしたと回答し、500ドルのボーナス支給も返済に充てたとした。

 今回の調査結果は、抗議団体が連邦政府の年金制度調査へ提出する文書の中に含まれる。抗議団体は提案文書の中で、生活費によって2週間ごとに補助収入を導入すること、また労働力参加や年金保険料の値上げを促進するために年金ボーナス制度を導入することを要求している。

 ナショナル・シニア・オーストラリアのマイケル・オニール会長は、今回の調査結果は単身の年金受給者の財政的負担のリスクが最も高いことを示すと語った。

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