【キャンベラ10日AAP】 連邦政府のビショップ外相は、米国と北朝鮮の間で軍事行動が起きたとしても、オーストラリアが自動的にこれに加わることはないと、あらためて確認した。同外相は、トランプ米大統領が北朝鮮に対し、「炎と怒り」に直面すると警告したことについても、大きい反応は示していない。
ビショップ外相は、ティラーソン国務長官による見解を繰り返し、金正恩氏はこれまで、明らかに外交上のやり取りを理解していないとみられ、トランプ大統領は金氏が理解できる言葉でメッセージを発しただけと見解を述べた。
さらにビショップ外相は、北朝鮮の問題についてオーストラリアと米国は「常に意見交換している」と述べる一方、「米国と北朝鮮の間で戦争に発展した場合、太平洋安全保障条約の規約に照らしても、オーストラリアがこれに加わる義務はない」とあらためて強調した。