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三井物産、豪でウラン生産へ

 【アデレード16日AAP】カナダ企業ウラニウム・ワン社は16日、三井物産が同社の所有する豪国内の探鉱資産の権益の49%を取得すると発表した。これにはSA州ハネムーン鉱山も含まれる。この合併事業に関する三井物産の最低出資額は約1億400万ドル。

 ウラニウム・ワン社は16日、出資金の大部分をハネムーン鉱山の商業生産に向けた開発計画を進める費用に充てるとした。同社のグレッグ・コッチラン豪州・アジア地域・取締役副社長は声明の中で、「ハネムーン鉱山開発及びオーストラリア国内における事業成長に向けた合併戦略が始められた」と述べ、三井物産が同社の事業に参入することに対し歓迎の意を表した。

 政府によると、ハネムーン鉱山では年間400トンの酸化ウラン産出が期待されており、このペースだと6-7年の鉱山寿命はあるとみられている。

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