【シドニー17日AAP】17日に発表される、「豪州アルコール・薬物治療サービス2006-07」の報告書によると、アルコールに関する問題を抱えている人の数が増加したことが明らかになった。
同報告書によると、2006年から2007年の間に治療を求めた人のうち、42%がアルコール依存症に関する助けが必要だった。また、ニューズ・リミテッドは17日、不安を解消させるためにまず飲酒をするとした人の数は、過去の調査で5万6076人だったのが、今回5万9480人に増加したと伝えた。
救世軍の薬物及びアルコール治療プログラムのコーディネーターであるジェラルド・バーン氏はニューズ・リミテッドに対し次のように述べた。「昨年度だけで我々のサービスを利用した人は3600人いて、そのほとんどがアルコール問題を抱える人たちであった。助けを求める女性の数も増えており、また、無茶な飲酒をする20代前半から半ばの若者も現象としてみられる。大量飲酒は危険であるというメッセージを聞き入れていないようにみえる若い女性たちにも、その危険性を理解してもらう必要がある」。