【メルボルン23日AAP】VIC州がん協会が23日に公開した統計結果によると、毎年、喫煙に起因する病気で3000人以上のVIC州民が死亡しており、1万500人近くの子供たちが親を失っていることがわかった。
禁煙を推進している「クイット・ビクトリア」のフィオナ・シャーキー事務局長は、「毎週4人のVIC州民が50歳以下の親を喫煙に関係する病気で失っている。残念ながら、喫煙に起因する病気は高齢者にだけ影響があると思われがちだが、そうではなく、すべての年齢層に影響を及ぼす」と述べた。
2人の男の子の母親であるクリスティン・マックコーミックさんは元喫煙者。禁煙は、親が子供に与えられる一番大事なプレゼントだという。「禁煙は大変だが、自分の子供たちが親なしで成長していくことを考えるほうが辛い」とマックコーミックさん。
VIC州に住む12歳以下の子供を持つ親の5%が喫煙の習慣を持つことが分かっている。