【キャンベラ11日AAP】 連邦政府のターンブル首相は11日、北朝鮮が米国へ何らかの攻撃を仕掛けてきた場合、オーストラリア・ニュージーランド・米国による、安全保障条約機構ANZUSの規定により「支援を行う」と述べた。
ターンブル首相は10日夜、米国のペンス副大統領と北朝鮮問題について会談した後、11日にはオーストラリア国防軍のビンスキン本部長から、現状について説明を受けた。ターンブル首相はビンスキン本部長からの説明に先立ち、米国とは「切っても切れない関係」にあるとコメントした。
ペンス米副大統領はターンブル首相との会談で、トランプ大統領は北朝鮮に対し、「炎と怒り」に直面すると脅し文句を突き付けたが、経済制裁を通じた問題解決が望ましいとの考えをあらためて伝えたとみられる。ターンブル首相もこの考えに同意した上で、「それでも暴力的な脅しに出れば、悲惨な結末を迎えることになるのは明らかだ」と話した。