【メルボルン27日AAP】VIC州の学校では、生徒、教師、校長から週12件以上の暴力行為が報告されていることが判明した。
ザ・ヘラルド・サン紙は、教育省の記録によると、過去2年でVIC州の学校の生徒や職員が関与した暴行件数が1227件報告され、さらに性的虐待件数が247件報告されたと報じた。また、職員11人が生徒に対し暴行を加えたとされている。同紙によると、2006年から今年4月までの期間に州立学校、キャンプ、遠足で発生した生徒への暴力件数は890件報告されているという。
これらの統計結果は、保護制度やペアレンタル・コントロールの強化、また福祉職員の増加の必要性を促進することになった。
教育省スポークスマン、ヘレン・ステバノビッチ氏は、価値観や薬物教育、反いじめやピア・サポートのプログラムは対立を適切に処理し、安全性を促進することを目的としていると語った。一方、野党党首のテッド・ベイリー氏は、州政府は懸念すべき問題を軽視していると批判した。ベイリー氏は、学校に警官を配置するイニシアチブは廃止されたとした。