【キャンベラ27日AAP】新世論調査の結果、政府の預金保証計画に問題が浮上しているにも関わらず、ケビン・ラッド首相は依然として高い支持率を維持していることが分かった。
エッセンシャル・メディア・コミュニケーションズが実施した世論調査によると、金融危機の脅威が世界から国内へ波及する中、先月ラッド首相の支持率は8ポイント上昇し、66%だった。
エッセンシャルの連邦政治関係マネージャー、クリス・ジョンソン氏はAAPに対し「この世界経済の崩壊はラッド氏にとって追い風になっている。ラッド氏は金融危機をドラマチックに語り、オーストラリア国民はラッド氏に賛同している」と語った。
一方、野党は預金保証計画は保証されない120億ドルの投資ファンドを凍結させるとして政府を批判したが、その影響はほとんどみられていないようだ。
ジョンソン氏は「ラッド氏は問題への対応が迅速なため、国民は満足している」と語った。同調査では、78%がラッド氏の発言を支持するとした。
今回の調査は10月21日~26日にオンラインで実施され、1012人が回答した。