【シドニー15日AAP】 山火事シーズンに備えて行われた野焼きにより、シドニーは2日間煙のもやに包まれた。一時、危険なレベルに達した大気質は回復してきている。
環境遺産省は15日朝、「シドニー東部、南西部、北西部で大気が最大警告レベルの“危険な状態”に達した」と発表した。NSW州保健局は「煙の粒子は肺の奥深くまで入り込む」と警告。特に高齢者や子ども、心臓や肺に疾患を抱える人は最も危険とされる。
シドニー南西部の大気は15日午後半ばまで危険な状態だったが、その後回復し始めた。夕方には南西部と北西部の大気は“非常に悪い”まで回復し、東部は“悪い”で若干良かった。気象局は、16日の強風によって煙の多くが流されると予想する。
地方消防サービス(RFS)は今週も、ホークスバリーやクーリンガイなどシドニー近郊の低木林地で野焼きを行う予定だ。