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賃金上昇率1.9% 過去20年で最低

【キャンベラ17日AAP】  今年6月までの1年間におけるオーストラリア国内の賃金上昇率が1.9%と、過去20年間の最低水準を維持したことが分かった。民間セクターではこれを下回る1.8%となっている。今年5月の予算案では、2016/17年の上昇率は2%、17/18年は2.5%と予想していた。

 

連邦政府のモリソン財務相はラジオ番組に出演し、今後の見通しは必要に応じて発表するとした上で、「われわれが経済政策において良い選択を続けていけば、国内の経済や賃金が今後、改善しないということはない」とコメントした。

 

一方、エコノミストは、今年7月の雇用率の発表を前に、約2万人が雇用されたと予想。過去数か月間にわたり、雇用率は予想を上回る数値となっており、失業率も6月の5.6%から、5.5%に改善する可能性もある。5.5%が実現すれば、過去4年間で最も低い数値となる。

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