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第44代米大統領にバラク・オバマ氏が当選

 【キャンベラ5日AAP】第44代大統領を決める選挙が米国で行われ、開票の結果、民主党のバラク・オバマ上院議員(47)が共和党のジョン・マケイン上院議員(72)を破り、同国初の黒人大統領となった。

 地域会議出席のためTAS州ローンセストンにいたケビン・ラッド首相は、オバマ議員当選のニュースに対し、「43年前、公民権運動の黒人指導者だったマーチン・ルーサー・キング牧師は、米国が男女の人格は肌の色ではなく各人の性格を見るような国になることを夢見ていたが、オバマ氏の当選でこれが現実のものになった」とコメントした。

 キャンベラの米国大使館では、赤・白・青で彩られたナショナル・プレス・クラブで選挙パーティが開かれ、何百人というゲストがピザやホット・ドッグなどをつまんでいた。新大統領が就任する際、米大使が辞任することは伝統となっているが、ブッシュ現大統領の親友でもあるロバート・マッカルム在豪米大使も、新大統領就任式が行われる来年1月に辞任することを発表した。

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