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スリランカ人夫婦がカンタス航空を提訴

 【メルボルン6日AAP】飛行中に急降下し、多数のけが人を出したカンタス航空のフライトに搭乗していたスリランカ人夫婦が、同航空会社に対し治療費を求める訴えを起こした。

 このフライト事故は、10月7日、乗客303人乗員10人を乗せたシンガポール発パース行きQF72便が、WA州上空で急降下をし、けが人の治療のために緊急着陸を余儀なくされたというもの。

 今回訴えを起こしたのはサマラツンガ夫妻。息子の結婚式に出席するためメルボルンに向かっていた途中であった。妻のラニさん(62)は事故で脊椎を骨折し、87歳の母親の介護に支障が出るであろうとし、夫のサムさん(68)は事故発生時、頭部を頭上のロッカーに叩きつけられ、脊椎や頭部損傷の他にも、事故以来、ストレスや記憶障害に悩まされている。

 カンタス航空は同便の搭乗客に対し、往復の航空運賃や現金300ドルなどを含むパッケージを既に贈っている。

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