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連邦警察職員、ホテルのコンピュータに遺体画像を放置

 【シドニー8日AAP】先月ネパールで起きた飛行機事故に関する文書が、首都カトマンズのホテルのコンピュータ上に放置されていたことが明らかになった。これについて、豪連邦警察は8日、被害者の家族に謝罪している。

 フェアファクス系各紙が報道によれば、オーストラリアの外交電報や警察の文書が、ホテル内の宿泊者用コンピュータに残されていたため、ホテル滞在者らは犠牲者の黒焦げになった遺体の画像20枚以上を3週間にわたって自由に閲覧できる状態になっていたいう。

 豪連邦警察は8日に声明を発表し、複数の職員が墜落事故に対応したことを確認したと述べた。事故の犠牲者18名の中には、オーストラリア人のアンドリュー・フリック・マクロードさん(31)とその恋人のシャーリーン・ケイト・ザムディオさん(24)が含まれていた。豪連邦警察では、ネパール当局との協力のもと、犠牲者の身元確認作業と遺体の帰国手配にあたっていた。

 声明では「機密保持違反をしたとみられる職員はオーストラリアに帰国し、捜査に協力する予定。機密保持違反に関する事情が完全に明らかになったわけではないが、豪連邦警察は、ご遺族にさらなる心痛をもたらしたことについて率直に謝罪した」と述べられている。

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