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連邦政府、自動車産業へ「支援パッケージ」

 【シドニー10日AAP】連邦政府は10日、自動車産業に巨額の資金を投入し、支援パッケージを発足することを発表する予定。

 ニューズリミテッドはケビン・ラッド首相とキム・カー産業相が発足する予定の10年計画では、すでに25億ドル以上が投入されることが懸念されていると報じた。

 支援パッケージはスティーブ・ブラックス元VIC州首相が実施した産業報告書に基づいている。今年初めに発表された産業報告書では、自動車関税を2010年までに10%から5%に引き下げることを推奨しているが、自動車製造業者や労働組合からは反発の声が上がっている。同報告書では、環境に優しい自動車の製造を増やすこと、政府に対し来年使用される環境に優しい車の開発資金を5億ドル要求し、また成功すれば10億ドルへ引き上げることが推奨されている。

 フェアファックス系各紙は、連邦政府はホールデン、トヨタ、フォードに対しオーストラリアでの自動車製造を続行することを確約するよう求めたが、その約束も守られない可能性もあると報じた。フェアファックスは自動車メーカーの先行きが不透明なことから、今回の支援パッケージの安全性が懸念されるとした。

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