政治

無所属ゼノフォン上院議員も二重国籍

【キャンベラ19日AAP】   複数国籍保有の連邦議員が相次いで明るみになるなか、無所属のニック・ゼノフォン上院議員も家計的に英国の在外市民権を持つことがわかった。

上院議会で大きな影響力を持つゼノフォン議員は19日、「英国領市民であるとは思いもしなかったため、市民権放棄の手続きもとらなかった」と語った。父親が英国領からオーストラリアに移民しており、自身も英国籍を保有するとわかったという。同議員は、国籍問題は最高裁に委ねるとして、「決定が出るまで上院でSA州民のために一生懸命働くだけだ」と述べた。

オーストラリアは複数国籍保持者が連邦議員になることを認めていない。ゼノフォン議員はこれに該当する7人目の議員になった。

18日、国民党のフィオナ・ナシュ副党首が家計的に英国市民であることがわかった。キャナバン元資源相、ジョイス連邦副首相と合わせてターンブル内閣で3人が該当し、12月の最高裁の決定によっては、下院議会の与党過半数が逆転する可能性もある。

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