【シドニー13日AAP】11日に発表されたNSW州の補正予算案(ミニ・バジェット)に対して各方面から批判の声が上がっているが、同州のネイサン・リース首相は、この予算案で州を不況から守ることができると話した。
33億ドルの補助金カットや増税、また州民の負担金の増額などが盛り込まれているこの予算案が発表された後、リース首相に対する批判は留まることを知らず、13日にデイリー・テレグラフ紙が行った調査では、4907人の回答者のうち、91%がリース首相は辞任し、選挙を行うべきだとした。
リース首相は13日、ABCラジオに対し次のように話した。「今回の予算案は厳しい内容である。過去の州政府が何も対策を取ってこなかったのは、こういった批判を避けるためだと思う。だが、私の仕事は人気者でいることじゃない。州のためになると思うことを実行することが私の任務。予算案に対する非難を受け止めている」。