【シドニー13日AAP】NSW州がん協会による新しい報告によると、同州では過去10年間において、がんによる死亡率が男性で14%、女性で8%低下したことが明らかになった。
がん死亡率が全体的に低下した一方で、がん患者の数は増えており、今年新たにがんと診断される人の数は3万8807人に達すると予想されている。
NSW州で一番多くみられるのは前立腺がんで全体の20%を占めており、次いで腸がん。がん死因のトップは変わらず肺がんとなっている。
NSW州のジョディ・マッケイ保健大臣補佐大臣は、「禁煙や健康的な食生活、適度な飲酒や運動、日焼け止め対策や定期的にがん検診を受けることなどで、がんになるリスクを軽減することができる」と述べ、健康的な生活を送る重要性を訴えた。