【キャンベラ19日AAP】オーストラリアでは、世界的金融恐慌のあおりで住宅ローンを契約する際の条件が厳しくなってきている。
コモンウェルス銀行は、預金なしでのローン契約を禁止。ANZ銀行も、契約者に対する要件を厳しくした。
JPモルガン社の銀行アナリストであるブライアン・ジョンソン氏はABCラジオに対し、「簡単に住宅ローンが組める時代は終わった」と話し、今後しばらくはローン契約の条件内容は厳しいままだと述べた。
また、オージー・ホーム・ローンのジョン・サイモンド社長はABCラジオに対し、「銀行はよく考えてお金を貸すべきだ。小額の貯金しかない人や、全く貯金がない人たちが国内で家を購入する場合は、手続き上に何がしら不備がある」と述べ、ローン契約の条件が厳しくなってきていることは、ローンの慣行において堅実性が取り戻されている兆候だとした。