【シドニー19日AAP】先週発表されたNSW州の補正予算案(ミニ・バジェット)では、今まで州が全額負担していた小学・高校生の通学費用について、一部を親たちが負担するように改正された。これにより州政府は年間3300万ドルを確保することができるようになるものの、親たちの負担は最高で年間180ドルとなる。
この決定に関して、ネイサン・リースNSW州首相は野党一般議員たちから強い反対を受けており、また、与党議員からも決定反対を訴える意見が多数上がっている。19日に伝えられたところによると、少なくとも労働党のメンバー13人が補正予算案の内容に反対を表明したという。
NSW州野党は、「学生の通学を守ろう(savestudenttravel.com.au)」と題したホームページを開設。この中で、通学費用を州民一部負担とする州政府の決定に反対するための署名運動を行っている。