【キャンベラ20日AAP】WA州南部沿岸部アルバニーにあったオーストラリア最後の捕鯨基地で最後の捕鯨が行われたのは1978年11月20日。今月21日には同基地閉鎖30周年を記念して、現存の元捕鯨家たちが基地に集合し同窓会を行う。
オーストラリアでは、油を抽出する目的で過去に捕鯨が行われていた。アルバニーの同基地は、最後の捕鯨が行われた翌日の1978年11月21日に閉鎖された。
元捕鯨家の1人であるボブ・リービーさんはAAPに対し、当時のことを「捕鯨活動では本当に興奮した。完全に人とは違った生活だった」と振り返りながらも、現在では自分が捕鯨を行っていた事実について戸惑っているという。「私には環境保護論者のようなところがある。捕鯨をしなければならなかったのかって今考えるよ。鯨はすばらしい生き物だ」とリービーさん。
日本の捕鯨船は現在南極海に向かっている。リービーさんは、捕鯨は必要ないしクジラは保護されるべき生物であるとして、捕鯨活動に反対しているとした。