【シドニー24日AAP】最新の世論調査の結果、有権者の半数以上が連邦政府の赤字予算を懸念していると回答していたことが明らかになった。
ケビン・ラッド首相は、赤字予算に関するコメントを拒否したが、オーストラリア準備銀行のグレン・スティーブンズ総裁は先週、連邦政府に対して経済の低迷を避ける手段として赤字予算を容認した。ニューズ・リミテッドは、2002年以来初めてとなる赤字予算を懸念するかという質問に対し、有権者の56%が「はい」と答え、一方39%が「懸念しない」と回答したと報じた。
ラッド首相が連邦選挙に勝利して1周年を迎え、世論調査では連立政権を支持する有権者の割合が45%であったのに対し、2大政党制を支持する割合は55%で、2大政党制が10ポイント差を維持していることが分かった。
ラッド政権への支持率は2ポイント落ち67%となったが、1年前より4%上昇した。ラッド氏は現在、24年にわたる世論調査の歴史の中でトップ10中8番目の支持率を獲得している。