【シドニー25日AAP】NSW州中央沿岸部セント・ヒューバート・アイランドで24日午後7時15分ごろ、1歳9カ月の双子の男児が自宅の裏庭にあるプールでおぼれて意識不明になっているのが発見された。
イーサン君とマシュー君は危篤状態でゴスフォード病院に搬送されたが、イーサン君は間もなく死亡。マシュー君はその後シドニーのランドウィックにあるプリンス・オブ・ウェールズ病院に空輸されたが依然危篤状態が続いている。
警察のスポークスウーマンは、男児たちは自宅のサン・ルーム周辺でタイヤが4つついたプラスティック製の手押しバイクに乗って遊んでいたとしたものの、男児たちがどのようにしてプールに入ったのか、またプールを囲うためのフェンスの有無についてはコメントしていない。
スティーブ・ケントウェル主任警部は、「自宅にプールがあるならCPR(人工呼吸法)のコースを受講したり、子供たちに水泳安全教室を受けさせたりするべき」と述べ、今回のような事故の防止のために自宅プールでの安全対策を確実にするべきと話した。また、豪ロイヤル・ライフセービング協会のロブ・ブラッドレーCEOも、「小さな子は好奇心旺盛なので自分たちの世界を冒険しようとする。プールのゲートやフェンスを2重にチェックするように」と呼びかけた。