【キャンベラ24日AAP】 連邦のターンブル首相は、議員の二重国籍問題に関連し、野党のビル・ショーテン党首も英国籍を保有しているのではないかとの見方について、同党首は「何でも隠す用意がある」と述べ、国籍放棄を示す文書の開示を拒否しているショーテン党首を批判した。
ショーテン党首は、2007年の選挙前に英国籍を放棄したと主張しており、長年にわたって議員を務める同僚たちもまた、同党首が二重国籍であることはないとの見方を示している。ショーテン党首は、自身の議員資格を疑う声について「クレイジーな陰謀だ」と反論している。
一方、ターンブル首相は「透明性はビルの得意とするところではない」と述べ、「英国籍を放棄したことを明らかにするかどうかは彼次第だが、証拠を示さないために、問題をさらに大きくしている」と指摘した。