【シドニー24日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相は、シドニーのバジェリース・クリークで建設を計画している第2空港について、韓国の仁川国際空港を引き合いに出し、世界でトップレベルの空港にしたい考えを明らかにした。
ベレジクリアン首相は、シドニーの第2空港を単なる空港施設にとどまることなく、周辺地域を「空港都市」にしたいとの方針を示し、「第2空港が、NSW州やシドニー西部に経済区域として組み込まれ、雇用や経済効果をもたらすことを期待している」と述べた。
韓国の仁川国際空港は、首都ソウルのCBDから48キロメートルのところにあり、急行電車を利用すればどの駅からも43分~58分で空港まで行くことが可能だ。シドニーの第2空港は、空港まで乗り入れる鉄道について詳細を明らかにしていないが、米国のノースロップ社が今年5月、空港周辺地域の開発費用として5000万ドルを投資する計画があると発表し、関心が高まっている。