【アデレード25日AAP】 SA州政府は、アデレードCBDにある4500軒のビルについて、燃えやすい外装材が使用されていないか調査した結果、安全性に問題はないとの見解を示した。ただ、77軒についてはさらに調査が必要だとしている。
SA州のジョン・ラウ州副首相によると、さらに調査が必要となるのは、アデレード・オーバル、アデレード・コンベンション・センター、ロイヤル・アデレード・ホスピタルなど。ラウ副首相は、「SA州民は、CBDのビルについてアルミニウム製の外装の安全性を懸念する必要はない」と述べた。
同調査は、今年6月にロンドンのグレンフェル・タワーで起きた火災を受けたもので、この火事では80人が犠牲となった。SA州メトロポリタン火災サービスのクロスマン氏は今後、外装材が使用されているビルで国家建設基準法が守られているか、適切な安全対策がとられているかを調査するとしている。