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UNSW研究グループ 数学の謎を解明か

【シドニー25日AAP】  NSW州のニューサウスウェールズ大学(UNSW)の科学者たちがこのほど、1900年初めにイラク南部で発見された「プリンプトン322」として知られる、バビロンの粘土板に記された「三角形」のコードについて、これを解読したと発表した。

 

バビロンの粘土板は約3700年前に書かれたもので、UNSWの科学者によると、古代の数学者が宮殿や寺院、運河を建設するために用いた数式との見解を示した。UNSWの数学・統計学部のマンスフィールド博士らは、角度や円形ではなく比率に基づいた三角法であることが、世界で最も正確な三角法の表とみなされる理由と説明した。

 

マンスフィールド博士は「われわれが本当に三角法を解読したかは定かでない」と述べ、「多くの人にわれわれの解釈を実際に試し、批判してもらいたい」と話した。同研究グループは、三角法を最初に研究したのはギリシャ人ではなく、バビロニア人だったことも明らかにした。

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