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公定歩合さらに1%引き下げ 

 【キャンベラ2日AAP】豪州準備銀行(RBA)は2日、公定歩合をさらに1%引き下げることを決定した。今回の決定で、公定歩合は過去4カ月間で約3%下げられたことになる。

 コモンウェルス・セキュリティーズのクレイグ・ジェームス氏は、今回の利下げで30万ドルの住宅ローンを組んでいる家庭の返済額は570ドル以上下がるとした。また、最近のガソリン代急降下で、ガソリン代負担も月72ドル少なくなったとした。

 さらに今月8日には、104億ドルがつぎ込まれる連邦政府の経済活性化プランの一環として、年金受給者及び低所得世帯に対しボーナスが支給される。

 ジェームス氏は「まさにお金が天から降ってくるようなもの」と表現したが、豪州ローン・金融協会によると、ローンを早く終わらせるために高い返済額をそのまま維持する住宅ローン契約者が多いとみられており、また、ケビン・ラッド首相が2日、国会で、2009年は経済的に厳しい年になると述べたように、国民の財布の紐は固いようだ。

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