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同性愛の観劇でタイヤ損傷 憎悪犯罪か

【シドニー27日AAP】   シドニー北部のレーンコーブシアターで26日、同性愛カップルを題材にした観劇「Holding the Man」が行われたが、役者やスタッフ、観客ら少なくとも12人の車のタイヤがパンク、または切りつけられる事件が発生した。今月初めには、同劇の広告ポスターも引き裂かれてごみ箱に捨てられていた。

同シアターのロッキー・ベフ代表は、事件を憎悪犯罪の一つと考える。ベフ代表は「同劇が賛否両論を呼ぶのは認識しているが、実際に苦情を訴えてきた人はいない」と話したうえで、同性婚の是非を問う郵便調査とほぼ同時期に起こったとして、関連は否定できないとの見方を示す。過去22年の同社の歴史のなかで、問題はなかったという。

初日に公演を鑑賞したトレント・ジマーマンNSW州自由党議員は、「憎悪犯罪はオーストラリア社会で容認されるべきでない、恥ずべき行為だ」とスカイ・ニュースで批判した。

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